<ドラム譜の読み方 完全攻略!>
バンドスコアを参考に演奏したり、DTM・DAWで曲を制作する場面での「ドラム譜」の読み方を解説します!
ドラムセットの構成を知ろう!
一般的なドラムセット
いくつかの太鼓・シンバルなどの打楽器の組み合わせで構成されます。
組み合わせは奏者が個々の好みや曲のジャンルによって自由に決めています。
ここでは、一般的なセットで解説します。
客席側から見たドラムセット
ドラマー側から見たドラムセット
この図は Apple社 iOSアプリ版 GarageBand の<DRUMS>入力画面より
ドラムセットを構成する楽器の系統(役割)分け
ドラム譜の読み方を知ろう!
五線上での各楽器の位置
一般的なドラム譜はへ音譜表(五線上)の決められた位置で表されます。
シンバル系の楽器は「×」「>」「⚪︎」などの記号を合わせて表されます。
【注意】これは鍵盤楽器のドレミの位置とは全く関連性がありません。
実際の8ビートのドラム譜例
曲頭には他の楽器と同様、拍子記号(この例では4分の4拍子)が書かれています。
また、この例では上記でご紹介したヘ音譜表ではありませんが、このような記号で表示される場合もあるということでご紹介しておきます。
【参考】実際に上記の<実際の8ビートのドラム譜例>をDTM・DAWソフトのドラム(リズム)トラックに入力すると次のようになります。
この例は Logic のドラムトラックの一部分を画面収録したものです。
ドラム譜を見ながら→音の確認をしてみましょう
(資料)MIDIキーボードを使ってドラムトラック入力!
MIDIキーボードの基本ドラム音の配置例
USBケーブルやMIDIケーブルをパソコンに繋いでMIDIキーボードを演奏することでドラム音色を鳴らしながらコンピューターに入力することができます。
その場合、どの鍵盤で何の音が出せるのかをご紹介します。
【注意】ドラム譜の五線上の位置とは全く関連性がありません。
- C1・Key#36→BD→バス・ドラム
- E1・Key#40→SD→スネア・ドラム
- F1・Key#41→LT→ロー・タム
- A1・Key#45→MT→ミッド・タム
- C2・Key#48→HT→ハイ・タム
- F#1・Key#42→CHH→クローズ・ハイハット
- A#1・Key#46→OHH→オープン・ハイハット
- C#2・Key#49→Ccy→クラッシュ・シンバル
- D#2・Key#51→Rcy→ライド・シンバル
上図は、あくまでも一番シンプルなもののみ記入してます。
空欄の鍵盤にも音が設定されている場合が多いです。
★MIDIキーボードを使用する際には
パソコン・音楽ソフト、ケーブル、オーディオインターフェース類など使用するものによって繋ぎ方が変わります。各々の仕様を参照ください。
まとめ
今回はドラム譜の読み方を解説いたしました。
初めにも書きましたが、ドラムを叩く人はもちろんのこと、
コンピューターを使って音楽制作をする場合のリズムパート入力知識として知っておくと大変便利だと思います。
ぜひ参考にしてくださいね!